「もう着いた!早い」広島空港へ直結バス 空港から宮島口とアルパーク&ジ・アウトレットを結ぶ 乗り換えなしの実証実験始まる

アクセスの悪さが課題となっている広島空港で、利便性を高めるための実証実験が始まりました。広島空港と、観光地の宮島口などを結ぶ「直通バス」の運行ですが、利用者の反応はどうだったのでしょうか。

実証実験を行ったのは県や、広島電鉄のグループ会社などです。「直通バス」の出発式が行われました。

広島県 山根健嗣 副知事
「これらの路線の運行で広島空港の利用促進につなげることに大きな期待を寄せている」

東京からの利用客
「宮島に行く予定なので乗ってみようかなと」

宮島口に向かう初便には6人が乗車しました。

宮島口へ向かうバスは、1日4往復で片道4000円。アルパークやジ・アウトレット広島へ向かうバスもあり、こちらは1日2往復で片道3000円です。

宮島口までは片道およそ60分で、電車やリムジンバスを乗り継ぐよりも30分程度短縮できるということです。

東京からの旅行客
「乗り換えがいらないので、かなり楽でした。もう着いた。早いなと思う。きょう1日(観光に)使えるなと思う」

さらに、手ぶらで宮島観光を楽しんでもらおうと手荷物をホテルまで配送するサービスもあります。

カナダからの旅行客
「(荷物配送は)とても便利ですばらしい。今後、ぜひ利用したい。乗り換えや停車がないのはいい」

ひろでんモビリティサービス 明智正彦 社長
「この方式が成功すれば、さまざまな場所にアクセスがひけるため、広島空港の交通拠点化に貢献できるのではないかと考えている」

実証実験は1年間続けられ、便数や料金などを検討し、来年の12月から本格運行を目指すということです。

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