就寝中の知人女性宅に侵入して暴行 携帯で撮影し「ばらまく」と脅して口止め 41歳の被告、初公判で起訴内容を認める

 知人女性に性的暴行を加えようとしたなどとして、強制性交等未遂、住居侵入、覚醒剤取締法違反の各罪に問われた住所不定無職の被告の男(41)の初公判が1日、那覇地裁沖縄支部(足立堅太裁判長)であった。被告は「間違いないです」と述べ、起訴内容を認めた。

 検察側の冒頭陳述によると被告は5月、飲酒後の未明に知人女性宅に侵入。1人で就寝中だった被害者は目を覚まして逃げようとしたが、無理やり暴行を加えるなど反抗できないようにしたとされる。

 検察側は、被告が携帯電話で撮影したと言い「ばらまく」などと威嚇し、被害者の必死の抵抗で犯行をやめる際も「誰にも言わなければこの動画を消す」などと口止めしたと指摘した。

 このほか2件の追起訴が予定されているという。

(資料写真)那覇地裁

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