日本代表MF田中碧、森保監督と2026年W杯優勝への思いを語る 「W杯優勝を狙えるレベルになりたい」

昨年末のワールドカップでスペイン相手に決勝ゴールを決めた日本代表MF田中碧。

あれから1年が経つなか、FIFA.comが彼へのインタビューを行っていた。その一部を抜粋する。

ー日本代表に留任した森保一監督の印象は?

初対面の日から揺るぎない集中力を持った人だと強い印象を受けた。

批判はつきものだし、僕ら全員がそれを受けている。

でも、監督が模範を示して、僕らを信じ続けて、後押ししてくれたことでやる気にさせてくれた。そうやって一体感を生み出すことができたと思う。

W杯でドイツとスペインを撃破したことで僕らは最高の気分になった。そこで得た自信が選手たちや国全体にとってバネになったと思う。

より大きく見れば、ドイツやスペインなどのチームを打ち負かせるレベルにまでハードルを上げることになる。だから、代表に招集された選手たちは、その基準を満たすためにより懸命に取り組んでいる。

アジア予選の結果に反映されているように、高い目標を掲げることがチーム躍進の理由のひとつだと思う。いまはいい状態にある。

予選に限らず、このレベルで勝つのは大変になる。サッカーではどんなことも起きるからね。

W杯優勝という最終的な目標を達成するためには、それほど重要ではない試合でもその目標に向かって自分たちの存在感を示せるかが大事になると思う。

個人的には2026年大会の頃には、優勝を狙えるレベルになっていたい。

いまは自分にそのポテンシャルがあったとしても、選手としてそのレベルに達するにはまだまだだと思う。

だから、今後3年は自分が満足できるレベルにまでプレーを成長させることが優先事項になる。

自分の才能を育むために時間を費やしたい。スタメンの座を確固たるものにするため、W杯優勝が夢物語ではなく現実的な可能性と思えるマインドセットでね。

田中は、昨年のW杯後に「化け物になって もどってこよう」とSNSに投稿した。

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W杯優勝を本気で狙えるような選手になるために日々励んでいるようだ。

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