4年前の参院選をめぐり、河井克行元法務大臣から現金20万円を受け取ったとして、公職選挙法違反の罪に問われた安芸太田町議の矢立孝彦被告の裁判で、最高裁判所は矢立被告の異議申し立てを棄却しました。
有罪判決が確定し、矢立被告は公民権が5年間停止され、町議を失職しました。
一連の事件で、被買収の議員が失職したのはこれが初めてです。
矢立被告は1審と2審で「罰金10万円」などの有罪判決を受け、最高裁に上告しましたが11月に棄却され、異議を申し立てていました。
申し立て却下の決定は、11月29日付けで、矢立被告には12月1日に通知が届いたということです。