全国都道府県議会議長会は1日、女性や若手の正副議長らによる「多様な人材が輝く議会のための懇談会」の初会合を、東京都千代田区の全国都市会館で開いた。本県の佐藤良(さとうりょう)議長は副座長として出席し、県議会の取り組みなどを説明した。
懇談会は、女性や若手が活躍しやすい議会の実現に向け設置された。座長の岡田理絵(おかだりえ)徳島県議会議長ら各地の正副議長計10人がメンバーで、来年3月ごろまでに報告書をまとめる。
この日は冒頭を除き非公開で行われ、主権者教育や議会広報など各議会の状況を共有。本県議会では県議が中学や高校を訪れ生徒と対話する「県政ミーティング」を始めたことなどが報告されたという。
会合後、佐藤議長は「多様な人材が活躍することは望ましい。本県は改選後に世代間バランスなどが改善し、良い傾向にある」などと話した。
都道府県議員は今年7月時点で女性の割合が14.5%、20代と30代の合計は6.7%となっている。