中国恒大が債務再編で新提案 株式交換、清算回避狙う

中国恒大集団のロゴ(ロイター=共同)

 【北京共同】ロイター通信は2日までに、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団が外貨建て債務を巡り、株式と交換するなどの新たな再編計画を債権者に提示したと伝えた。香港の高等法院(高裁)の裁判官は10月、恒大が具体的な案が提示できなければ、12月4日に開催予定の審理で恒大の清算を命じることを示唆しており、清算回避を目指す動きとみられる。

 ロイターによると、修正案は債務の一部を恒大本体の17.8%と上場子会社2社の株式30%と交換し、残りは海外資産に裏付けられた証券で支払うと提案した。

 債権者側は各社の過半数の株式による交換を求めているといい、同意を得られるかどうかは不透明だ。

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