紙灯籠8千個で描く「光の地上絵」 2日から「吉野ヶ里光の響」

復元建物のライトアップや紙灯籠の地上絵などで彩られた南内郭=吉野ケ里歴史公園(ドローン空撮・山田宏一郎)

 光と炎が遺跡を照らす夜のイベント「吉野ヶ里光の響」が2日から、吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で始まる。紙灯籠約8千個で作り出す「光の地上絵」やバルーンの夜間係留で、園内は幻想的な雰囲気に包み込まれる。

 メイン会場の南内郭に描かれる地上絵は、公園のマスコットキャラクター「ひみか」と「やよい」、星や虹の模様をかたどる。高さ12メートルの物見やぐらから眺めることができる。夜間係留「ナイトグロー」では、3機の気球が立ち上がるが、16、17日の2日間は、朝に園内でウィンターバルーンフェスタが開催されることもあって、夜も10機ずつ係留される。担当者は「普段は入れない夜の吉野ケ里を、キャンドルや炎の光とともに楽しんでほしい」と呼びかける。

 イベントは17日までの土、日曜の6日間で、午後5時から午後9時まで(最終入園午後8時半)。夜間係留は午後7時から午後8時まで。雨天中止。午後5時以降は駐車場が無料で、入園料は割引がある。(樋口絢乃)

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