京都のパティシエ系生徒が保護者に感謝のスイーツ 「タルトがさくさく。おいしい」

調理を学ぶ生徒らがタルトなどを作り、保護者らを招いた高校生カフェ(南丹市園部町・京都聖カタリナ高)

 京都府南丹市園部町の京都聖カタリナ高校で、調理や栄養学を学ぶ生徒6人がスイーツを作り保護者らに振る舞う「高校生カフェ」が開かれた。フルーツを美しく盛り付けたタルトなど試行錯誤を重ねたメニューを、感謝の気持ちを込めて提供した。

 普通科調理・パティシエ系の3年生による集大成の発表会で、11月中旬に実施。シャインマスカットやオレンジのタルトは、土台のクリームが崩れないように硬さを調整。クレームブリュレはバーナーで丁寧にあぶり、焼き目を均一にした。

 前日から仕込み、当日も朝から準備して昼過ぎに開店。訪れた保護者や教師ら約40人が写真に収め、さっぱりとした果物や濃厚なクリームを味わった。お土産にはブラウニーを手渡した。

 女子生徒(18)は「タルトを均一な薄さにするのが難しかった。日頃の感謝を込めた」と話した。母(50)は「タルトがさくさく。一生懸命作ってくれて、一層おいしい」と喜んだ。

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