福岡市、ゾウ4頭を来春受け入れ ミャンマーの友好都市から

福岡市動物園がミャンマーから受け入れる雌のアジアゾウ(同園提供)

 福岡市の高島宗一郎市長は2日、臨時記者会見し、ミャンマーから福岡市動物園にアジアゾウの雄1頭、雌3頭を来年3月末までに受け入れると発表した。3~22歳で、うち2頭は親子。群れで生活する習性を考慮し、4頭を一括導入することにした。新型コロナウイルス禍などで落ち込んだ来園者数のてこ入れになると期待している。

 園では2017年にアジアゾウの「はな子」が推定46歳で死んで、ゾウ舎が空いている。市によると、新規受け入れに向け、19年から友好都市のミャンマー・ヤンゴン市と協議を重ねてきた。

 一般公開の時期は未定。ゾウの名前は福岡市民からの公募で決めたいとしている。

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