浜松市東区のめっき会社の井戸から高濃度の有害物質・六価クロムを検出 付近の住民に井戸水は飲まないよう呼びかけ

浜松市東区のめっき会社の井戸から環境基準を大幅に超える有害物質の六価クロムが検出されました。浜松市は
付近の住民に井戸水を飲まないよう呼びかけています。

浜松市東区原島町の工業用めっき会社の井戸から、環境基準値のおよそ28倍の有害物質の六価クロムが検出されました。

「六価クロム」はめっきや防腐剤などに用いられ、溶液にさわったり、蒸気に吸い込むことで手足や顔などに
赤みがでたり発疹が出て、炎症が起きることがあります。

浜松市によりますと、11月29日にめっき会社が、
井戸水を自主検査したところ、六価クロムが高濃度で検出されたため市に相談がありました。

浜松市が1日、現場付近の半径500mの範囲4か所
から井戸水をとり、研究機関で検査したところ基準値を大幅に超える六価クロムが検出されたということです。

浜松市は付近の住民に対して、井戸水を飲まないように水道水やミネラルウォーターを飲用するよう注意を
呼びかけていて、会社には漏洩の原因究明と再発防止策の実施を求めるとしています。

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