北九州空港、延伸工事を開始 滑走路3千メートル、27年供用

北九州空港で始まった滑走路延伸工事の様子=2日午後

 北九州空港(北九州市)の滑走路を2500メートルから3千メートルに延伸する工事が2日、敷地南側エリアで始まった。事業費は約130億円。2027年8月末の供用開始を予定している。延伸後は長距離輸送に使われる大型貨物機が荷物を満載して離着陸できるようになり、北米や欧州と結ぶ直行便の就航も可能となる。

 この日は市内のホテルで記念式典が開かれ、斉藤鉄夫国土交通相が「北九州空港が国内、国際の貨物輸送の拠点になることを期待している」とあいさつした。延伸区間ではショベルカーやダンプカーを投入し、土地を平面にならす作業に取りかかった。

 北九州空港は24時間運用。

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