石割桜、冬本番へ向け雪囲い 暖冬予報を見越し1日に作業

うっすらと雪が積もった石割桜にこもを巻き付ける職人たち=1日、盛岡市内丸

 盛岡市内丸の盛岡地裁前庭では1日、国天然記念物指定100年を迎えた石割桜に雪囲いが施された。

 同市本町通の造園業豊香園(ほうこうえん)(藤村尚樹社長)の職人6人が作業。雪の重さに耐えられるよう、高さ約15メートルの支柱2本からつり縄を張り、太さ4.5メートルの幹にこもを巻いた。

 例年は11月に行われる「冬支度」。暖冬予報を見越して日程をずらした今季は、木にうっすら雪が積もった状態での作業となった。

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