中村医師しのび竹灯籠、福岡 アフガンで死去から4年

中村哲さんの追悼行事で明かりがともされた竹灯籠=2日午後、福岡県大牟田市

 アフガニスタンとパキスタンで医療支援や農業復興に尽力した医師の中村哲さんが、アフガン東部で殺害されてから4日で4年となるのを前に、自宅がある福岡県大牟田市で2日、追悼行事が開かれた。功績を伝える展示がある文化施設の周辺に竹灯籠が並べられ、県内外から集まった人たちが火をともした。

 中村さんの遺志を継ぎ、事業を続ける福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の村上優会長が灯籠の火にちなみ「中村先生は『明かりを絶やしてはいけない』と言っていた。私たちの活動は世界の片隅かもしれないが、先生に学び、明かりをともしていく」と決意を述べた。

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