「これが現実…」「すべてにおいて足りなかった」アディショナルタイムの悲劇に…清水イレブン落胆【J1昇格プレーオフ決勝・試合後インタビュー】

12月2日に行われたサッカーJ1昇格プレーオフ決勝で、清水エスパルスは東京ヴェルディにロスタイムに追い付かれて1−1のドロー。J1昇格はならなかった。試合後の選手のコメントは次の通り。

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<DF鈴木義宜キャプテン>
これが現実ですし、サポーターのみなさんに申し訳ない。最初からギアを上げて相手を圧倒するということで試合に入った。前半はいい形で前半は攻撃ができていたし、チャンスを作れていたので仕留めたかった。相手には1本ぐらいしかチャンスを作られなかったので、全体を通して見れば(出来は)よかったと思う。しっかり来年J1昇格できるようにしたい。

<MF白崎凌兵選手>
1−0になって残り時間が少なかったので、最後はゲームクローズに入った。なかなかボールホルダーにプレッシャーがかからない状態だったので、中を締めて外からのボールは、3バックが責任を持って弾くということで声掛けはできていた。2−0にしていれば、ああいう事故(PK)があったとしても自分たちがよい結果を得られた。ヴェルディの守備を崩しきれなかったというのが、いまの自分たちの実力。リーグ戦を振り返ると、どこかの試合であと勝ち点1を取れていればと思うが、勝ち点1の重みは昨年も味わっているはず。すべてにおいて、足りなかったんだと思う。

<DF高橋祐治選手>
(最後のPKを与えた場面は相手に)もっと追いついて対応できたなと思う。最終節の水戸戦でも自分がミスをしてプレーオフに行くことになった。最後の試合でも自分がああいうプレーをしてチームをJ1に上げられなかった。すごく悔しいし、反省している。でも、下を向くのではなく、もっと強い姿を来年見せるしかない。次に向けて頑張りたい。攻め込まれる中ですごく危ないシーンもあったが、全員で守っていただけに…。最後自分のところでやられてしまった。映像を見返したが、相手は中もいなかったし、自分的にはちょっと厳しいなと思ったりもしているが、VARもあってそういう判定になったので、覆すのは難しいし、もっと追いついて対応できたなと思う。ここ数試合で、自分のところでやられてしまっているので、自分に与えられた試練だと真摯に受け止めて、成長していきたい。

<GK大久保択生選手>
戦術的に新しいことをするわけでもないので、秋葉監督になってからやってきたことを出そうと思っていた。少し特殊な雰囲気の中でやらなければいけないのは難しい。ヴェルディの選手のほうが緊張してそうだと感じていたが、最初に仕留められなかったのが後々響いた。最後のPKは右手の指先で少し触れたが…。自分のできることは最低限やったとは思うが、この世界は結果を出さないと何にもならない。切り替えるしかないし、みんなでやるしかない。

<DF山原怜音選手>
自分たちは勝たなければいけない状況だったので、前半の最初から勢いを持って相手コートに行こうというのは意識していた。個人的にも前にどんどん仕掛けていこう思った。多少できていた部分はあったと思うが、結果につなげたかった。今シーズンは、けががあって辛かったが、きょうも辛い。この舞台に立てたのも、今シーズン1年間試合ができたのも、間違いなくサポーターのみなさんがいたからこそ。感謝をしたい気持ちの一方で、結果を持ってこられなかったことに責任を感じている。

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