登山帰りの乗客がクマ撃退用スプレーを新幹線車内で誤噴射か 女性客5人が軽傷【続報】

12月2日夜、東海道新幹線浜松駅に停車していたひかり号の車内で誤ってスプレーが噴射し、乗客5人が体調不良を訴えて、病院に運ばれました。スプレーは、クマ撃退用とみられます。

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<山口駿平記者>
「JR浜松駅です。中から外にかけて規制線がはられ、ブルーシートが貼られていてかなり物々しい雰囲気が漂っています」

2日午後7時過ぎ、浜松市のJR浜松駅に止まっていた東海道新幹線「ひかり518号」の車内で、「スプレーが噴射され、何人かがせき込んでいる」と警察に通報がありました。

警察によりますと、スプレーはクマ撃退用とみられ、浜松駅から列車に乗り込んだ登山帰りとみられる乗客がカバンを置いた際、誤って噴射したとみられています。

消防によりますと、7歳から32歳の女性客5人が体調不良を訴えていて、病院に運ばれましたが、いずれも軽傷ということです。

JR東海では、この列車に乗っていたすべての乗客を浜松駅で下車させ、詳しい状況を調べています。また、警察はスプレーを誤噴射したとみられる乗客から事情を聞いています。

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