独企業ウクライナで装甲車生産へ 防衛大手、10月に合弁設立

ラインメタルCEOのパッペルガー氏(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツの防衛関連大手ラインメタルのパッペルガーCEOは、来年にもウクライナで装甲車の生産を始めたいとの意向を明らかにした。ドイツメディアが2日報じた。ラインメタルは10月にウクライナの国営軍需企業ウクルオボロンプロムと合弁会社を設立していた。

 ロシアの侵攻が長期化する中、ウクライナは欧米企業と協力し、自国で兵器生産の強化に乗り出している。

 パッペルガー氏は、来年初めまでに装甲兵員輸送車フクスと歩兵戦闘車リンクスの生産に関する契約をウクライナ側と締結する見通しだと説明した。「契約を結んだ6~7カ月後に最初のフクス、12~13カ月後に最初のリンクスを完成させたい」と述べた。

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