[第37回NAHAマラソン]
太陽と海とジョガーの祭典「第37回NAHAマラソン」が3日午前9時、那覇市の国道58号の明治橋交差点からスタートする。「万国津梁之鐘」の音を合図に、2万1141人のジョガーが42.195キロを駆け抜ける。
2日は県立武道館で開会式があり、前回大会優勝者の宮城響さん(25)と安里真梨子さん(36)が「響き渡る歓声を力に、平和の喜びと情熱を持って、全てのランナーと心を共に走り抜く」と健闘を誓った。
大会長の知念覚那覇市長は「途切れることのない沿道からの温かい励ましが、ジョガーにとって何よりの励みとなるでしょう。ゴールでお待ちしています」とエールを送った。
ナンバーカードの交付があった同会場では、緊張した表情の初心者や、ナンバーを受け取り、気を引き締めるジョガーの姿が見られた。
36回目の出場となる金城悦男さん(65)=渡嘉敷村=は「年末の楽しみの一つ。今年は4時間以内で完走したい」と意気込んだ。
初めてフルマラソンに参加する米国のホワン・ジュアンさん(22)は「沖縄の大きなお祭りと聞いてずっと楽しみにしていた。緊張するが、全力を出し切りたい」と声を弾ませた。(社会部・垣花きらら)