福井市長選挙2023、鈴木宏治氏と西行茂氏が一騎打ち  選挙戦に突入、12月10日投開票

福井市長選候補者のポスターが貼られた掲示板=12月3日、福井県福井市

 任期満了に伴う福井県福井市長選は12月3日告示され、立候補の届け出は午後5時に締め切られた。ともに無所属新人で、元県議の鈴木宏治氏(50)と前副市長の西行茂氏(69)が立候補し、10日の投開票に向けた一騎打ちの選挙戦に突入した。⇒福井市長選挙2023の開票速報ページはこちら

 勇退する東村新一市長が初当選した2007年以来、16年ぶりの新人対決。来年3月の北陸新幹線県内開業という「100年に1度」ともいわれる好機を控え、人口減少社会を見据えた、持続的な地域活性化策や産業振興、子育て施策などが争点になる。

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 立候補の受け付けは市企業局庁舎で行われ、くじ引きで鈴木候補、西行候補の届け出順となった。

 鈴木候補は、同市印田町の企業の駐車場で出発式に臨んだ。市政の刷新を前面に打ち出し「役所の論理ではなく市民の目線で政策を語る、若いリーダーが必要」と声を上げた。

 西行候補は、同市大手3丁目の県農業会館駐車場で第一声。北陸新幹線県内開業を捉え「来年3月は新たなスタート。県や経済界との結束を固め、前に進む時だ」と訴えた。

 期日前投票は市内13カ所で9日まで。10日は午前7時~午後8時(一部午後7時まで)に102カ所で投票所を設け、午後9時15分から市体育館で開票する。

 2日現在の選挙人名簿登録者数は男性10万2383人、女性11万554人の計21万2937人。

候補者の略歴

鈴木宏治氏(すずき・こうじ)50 無新 障害者施設理事長(県議、衆院議員政策担当秘書)、大阪大学法学部卒。印田町。

西行茂氏(さいぎょう・しげる)69 無新 無職(副市長、市企業管理者、総務部長)金沢大学法文学部卒。飯塚町。

※略歴は職業・役職、過去の経歴(かっこ内)、最終学歴、現住所の順。年齢は投票日現在。

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