大谷の契約交渉は「最終局面」へ 依然としてドジャースが最有力

大谷翔平の争奪戦がまもなく決着のときを迎えそうだ。カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者が報じたところによると、大谷の契約交渉は「最終局面」を迎えており、大谷は今週末、ロサンゼルスで「少数のチーム」と会って交渉を行う予定だという。どのチームが争奪戦に残っているか、正確なところは不明だが、ニコルソン=スミス記者によると、依然としてドジャースが「明確な最有力候補」と考えられているようだ。

ニコルソン=スミス記者は「明確な最有力候補」であるドジャースのほかに、ブルージェイズとカブスが争奪戦に加わっているとみられることを伝えている。また、ジャイアンツとエンゼルスも争奪戦から「除外されていない」ようだ。

これらの5チームは、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が「大谷争奪戦に残っている」と報じた5チームの顔ぶれと合致する。また、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者も「大谷獲得を狙っているチーム」として全く同じ5チームを挙げている。これらのことから、大谷争奪戦はドジャース、ブルージェイズ、カブス、ジャイアンツ、エンゼルスの5チームに絞られたと判断してよさそうだ。

大谷は今オフの移籍市場における最大の目玉であり、大谷獲得を狙うチームはその予算を確保しておく必要があるため、ほかの有力選手の獲得にはなかなか動けない。また、選手側の目線で見ても、大谷争奪戦が決着すれば、大谷獲得を逃したチームの補強予算が浮き、その予算が自分のところに回ってくる可能性があるため、大谷争奪戦の決着前に慌てて移籍先を決める必要はない。現在は多くのチームや選手が大谷争奪戦の決着を待っている状況なのだ。

こうした状況を踏まえ、ニコルソン=スミス記者は「大谷が移籍先を決めることは、移籍市場に大きな波及効果を与えるだろう。そして、決断のときはまもなく訪れるとみられる」と伝えている。

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