B1長崎ヴェルカ 中地区首位・川崎に惜敗 延長で77-80

【長崎ヴェルカ-川崎】第2クオーター8分、ヴェルカの森川が3点シュートを決めて24点目=諫早市中央体育館

 バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)第9節第3日は2日、諫早市中央体育館などで11試合が行われ、長崎ヴェルカは中地区首位の川崎に延長戦の末、77-80で惜敗した。通算は9勝6敗で西地区4位。
 ヴェルカは序盤にシュートの精度を欠き、第1クオーターを11-24と出遅れた。第2クオーターも点差を詰められない展開が続いたが、7分に森川がチーム12本目の3点シュートを初成功させて流れを変えると、終了間際にもブラントリーが3点シュートを決めて、33-40で前半を終えた。
 後半はヴェルカの勢いが加速。第3クオーターに50-56まで詰め寄り、第4クオーターは開始約3分で8得点したボンズを軸に逆転に成功した。その後は森川の連続3点シュートで逃げ切るかに見えたが、川崎も粘って70-70で延長戦へ入った。
 5分間の延長戦も互いに譲らず、ヴェルカは馬場の3点シュートやパーキンズのダンクシュートなどで加点したが、77-78の残り8秒で確保したボールをスチールされ、最後は3点差で敗れた。
 この日の試合はB2時代も含めて、同体育館の最多となる2514人の観客が来場。第2クオーター途中に機材トラブルでゴールを取り換え、試合が約50分間中断するアクシデントもあった。
 西地区は名古屋Dが東地区の茨城を89-79で下して、通算12勝3敗で首位をキープ。中地区の三河に敗れて4敗目を喫した琉球が2位、大阪は同じ西地区の佐賀に競り負けたが、得失点差で3位を維持した。
 第9節最終日は3日、同体育館などで11試合を実施。ヴェルカは川崎との2戦目に臨む。

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