長崎1区・国民 西岡氏「初心に立ち返る」 前原氏離党巡り

 国民民主党の前原誠司代表代行らが新党結成を表明したことについて、同党県連代表の西岡秀子衆院議員(長崎1区)は2日、長崎新聞の取材に「少数政党の中で離党者が出たのは残念。党として政策実現に向け、初心に立ち返って取り組みたい」と述べた。自身の新党への合流は否定した。
 同党県連はこの日、長崎市内で常任幹事会を開催。深堀浩幹事長によると、西岡氏から前原氏の離党について報告があった。
 同党県連は立憲民主、社民両党県連や労働団体と構成する7団体懇話会(7者懇)の枠組みで選挙協力態勢を築いている。深堀幹事長は「党内部でゴタゴタがあったことは残念だが、県連としての考え方やタッグを組んで戦う姿勢は1ミリも変わらないことを丁寧に(協力する政党や労働団体に)伝える」と話した。
 次期衆院選で西岡氏を推薦する県内最大の労働団体、連合長崎の髙藤義弘会長は、国民民主党内部の混乱や所属国会議員減少による影響力の低下を懸念。「衆院選への影響は長崎でも多少あるかもしれない。だが働く者の代表として西岡氏の取り組みは変わっていない。連合長崎としても推薦を確認しており、今後も勝利に向け支援を続ける」と述べた。

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