新校舎「後輩は楽しんで」/完成前に卒業の石川中3年生が内部見学/弘前

建設中の新校舎の中を見学する石川中3年生ら

 青森県弘前市の石川中学校3年生18人は11月30日、小中一体型校舎として建設が進む石川小・中学校の内部を見学した。新校舎完成前に卒業する3年生の思い出になればと、建設を請け負う西村組(同市)が企画した。生徒たちは骨組みがむき出しの廊下や体育館を見て新しい学びやの姿を想像していた。

 新校舎は鉄筋コンクリート2階建て。延べ床面積約7600平方メートルで、小・中学校の隣には児童館や市役所出張所、公民館を併設する。2024年8月に完成予定。

 生徒たちはヘルメットをかぶり、工事が続く校舎1階部分を見学。西村組の社員から各部屋の説明を受けた生徒たちは、壁も扉もない中で「職員室が広い」「体育館大きい」などと言って、寒さを忘れて楽しんでいた。

 下山莉愛(りあ)さんは「新校舎に入れないのは残念だけど後輩には新しい校舎を楽しんでほしい」と話した。

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