和歌山・串本で「ねんねこ祭り」 頭におひつの巫女先頭に練り歩き

木葉神社で行われた「ねんねこ祭り」で頭におひつを載せた「ご飯持ち巫女」=3日午前、和歌山県串本町

 和歌山県串本町の木葉神社で3日、子どもの成長や五穀豊穣を願う「ねんねこ祭り」があり、頭におひつを載せた「ご飯持ち巫女」を先頭に神職ら約30人が境内を練り歩いた。

 巫女役の小学3年浦岡凜杏さん(9)=同町=が朝、着物姿で米と餅、サカキが入ったおひつを頭に載せ、神社の拝殿前を出発。宮司が鈴を一振りするごとに一歩踏み出し、1時間ほどかけて約100メートル進んで朝日を拝んだ。

 社殿では子どもたちが「ねんねこ、ねんねこ、おろろんよ」と歌いながら舞う子守の神事も行われた。行列は新型コロナウイルス禍で2020年から中止となっており、実施は4年ぶり。

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