オリックス頓宮・東ら4選手がひらパーに、ファン3000人沸く

プロ野球パ・リーグ3連覇を果たしたオリックス・バファローズの選手たちが12月3日、遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)野外ステージで開かれたイベントに出演。ユーモアを交えながらペナントレース・日本シリーズを振り返るトークを披露し、約3000人のファンを沸かせた。

会場にはたくさんのファンがかけつけ、手作りプラカードを掲げる人も(12月3日・枚方市)

参加したのは、リーグ首位打者を獲得した頓宮裕真、育成出身で今季負けなしの6勝を挙げた東晃平、地元枚方市出身の山足達也、ウエスタン・リーグの首位打者と最高出塁率の2冠を得た池田陵真の4選手。

松竹芸能・ブルーウェーブら「バファローズ大好き芸人」とのトークショーでは、「シーズンで印象に残った試合は?」との質問に、頓宮選手が「(9月の)山本由伸投手のノーヒットノーラン。完全試合ペースで、エラーできないから、バックはガチガチに緊張していた。四球を出してマウンドに集まったとき、つい『ありがとう』と礼を言った」との秘話を明かし、会場を爆笑させた。

阪神タイガースに敗れて連覇を逃した日本シリーズの思い出は、東投手が「打者としてホームに還って得点したこと」。頓宮選手は、「相手の応援がすごいが、そこで一発打って客席をシーンとさせるのが気持ちいい」と答え、日本シリーズで歯がゆい思いをしたファンの拍手を浴びた。さらに、甘いマスクの池田選手が「ヒマワリ柄のパンツが僕の勝負下着」と明かし、笑いを取る場面もあった。

プレミアム抽選会では、選手たちとの記念撮影や、アトラクション「ピピンとポピーのくるくるヘリコプター」への選手と一緒の乗車特典を求めて子どもたちから歓声が挙がった。最後は全員で応援歌『SKY』を合唱。好天の下、オリックスファンたちは大満足で帰路についた。

同イベントにユニホームを着て参戦し、クライマックスシリーズ全試合、日本シリーズ4試合を球場で観戦した熱心なファン中北梨花さん(27)は、「リーグ3連覇のお祝いに来ました。来年は山本投手が米国に行ってしまい残念だけれど、より熱いシーズンを期待しています」と、笑顔で話していた。

取材・文・写真/小根盛古

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