神戸が優勝シーズンを勝利で締めくくる! G大阪は7連敗&10戦未勝利で16位終戦【明治安田J1最終節】

明治安田生命J1リーグ最終節の1試合が3日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、アウェイのヴィッセル神戸が1-0でガンバ大阪を下した。

他力で残留を決めたが、泥沼の6連敗で9戦勝ちなしの16位G大阪は最後尾に欠場の東口に代わって石川がリーグ初先発。今季限りでの退団組ではクォン・ギョンウォンがスタメン入りし、ひと筋13年の藤春と塚元がベンチからスタートした。一方、初優勝の神戸は初の得点王がかかる大迫や、武藤、酒井が先発。山口はサブに回った。

この試合でも強度高く入り、シンプルに大迫を目がけた攻撃を仕掛けていった神戸だが、G大阪も徐々にボールを握り始めて重心を前に。単発ながら、倉田や、宇佐美がシュートに持ち込み、相手ボックスの付近まで迫るシーンを増やしていく。

32分にも味方のリターンパスからボックス右の食野が左足フィニッシュに持ち込み、細かなパスワークで敵陣地に押し入ったG大阪だが、もうひと押しが足らず。40分にはボックス右からの折り返しに倉田が合わせるが、山川が身体でブロックする。

そんなG大阪はラストゲームのクォン・ギョンウォンが44分に首の痛め、交代を余儀なくされると、神戸は45+4分に敵陣左サイド深くで獲得したFKから山川がヘッド。惜しくもゴール右に外したが、得点の匂いを感じさせ、ハーフタイムに入る。

その神戸は後半開始早々に扇原が左足を痛め、山口の急きょ投入に見舞われたが、56分先制。ボックス左に持ち運んだジェアン・パトリッキが左足クロスに転じると、三浦に当たったボールが相手GKの逆を突く形でニアサイドに吸い込まれた。

アンラッキーな形だが、均衡を破った神戸は畳みかけるかのように大迫にも追加点のチャンスが巡るなか、G大阪は64分、65分と立て続けに宇佐美が相手ゴールに迫るシーン。だが、いずれもネットを揺らせず、チャンスを生かせない。

神戸が次のゴールを目指して、佐々木と汰木を送り出したなか、G大阪も山見と唐山もピッチへ。神戸が試合の締めくくりも意識して飯野も送り込んだなか、84分に倉田のクロスから唐山がネットを揺らすが、オフサイドで取り消されてしまう。

追いかけるなか、85分に今季をもってクラブを去る藤春と塚元を送り込んだG大阪は攻勢に転じたが、最後まで及ばず、7連敗。9勝7分け18敗の16位で終戦した。一方の神戸は3連勝。21勝8分け5敗の勝ち点71で優勝シーズンを締めた。

ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸
【神戸】
ジェアン・パトリッキ(後11)

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