インドネシアで大規模噴火 有意な潮位変化確認されず

インドネシア・スマトラ島のマラピ火山から噴き上がった火山灰=3日(Antara Foto提供・ロイター=共同)

 インドネシア・スマトラ島のマラピ火山で日本時間3日午後5時40分ごろ、大規模噴火が発生した。気象庁は日本への津波の有無を調査し、同9時半時点では海外、国内の観測点ともに有意な潮位変化は確認されなかった。噴火による気圧波の影響で津波が発生した場合、早ければ同9時ごろに沖縄へ到達すると予想していた。

 気象庁によると、オーストラリアのダーウィン航空路火山灰情報センター(VAAC)は、噴煙が高さ1万5千メートルに到達したとしている。

 11月に南太平洋パプアニューギニアのウラウン火山で発生した大規模噴火では、日本への津波の影響はなかった。

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