「1年後に必ずJ1リーグに戻り、J1に定着できるクラブ」1年でのJ2降格となった横浜FCが声明「非常に重く受け止め、責任を感じている」

横浜FCは1シーズンでJ2へと降格した[写真:©︎J.LEAGUE]

横浜FCは3日、明治安田生命J1リーグ最終節を終え、来季のJ2降格が決定した。

今シーズンからJ1に昇格した横浜FC。開幕から苦しい戦いが続き、第11節のアルビレックス新潟戦で初勝利。その後5月に2連勝を達成したが、6月、7月は未勝利と苦しい戦いが続いた。

夏には昨シーズンのJ2得点王で、チームの昇格に大きく貢献したFW小川航基がNECナイメヘンへと完全移籍。得点力不足の中でエースを失いと、後半戦も苦戦。7勝8分け19敗の勝ち点29、31得点58失点の最下位でJ2への1年での降格が決まった。

最終節は鹿島アントラーズと対戦したものの、2-1で敗戦。最後まで攻撃がハマらないままの降格となった中、クラブは声明を発表した。

「本日の2023明治安田生命J1リーグ 第34節 鹿島アントラーズ戦の結果を以て、来季はJ2リーグでの戦いとなることが決定いたしました」

「昨シーズン、皆様と共に苦しい戦いの中でJ1昇格を果たしたにもかかわらず、1年でのJ2降格という結果となりました。J1残留を果たせなかったことで、ファン・サポーター、パートナー企業、行政の皆様をはじめとする、クラブを支えていただいているすべての方々のご期待に応えられなかったことを非常に重く受け止め、責任を感じております」

「ただ、そうしたシーズンの中でも選手、チームスタッフ、強化スタッフ、事業スタッフは懸命に力を尽くしてくれました。個々の力をひとつの方向にまとめ上げ、結果を示すことができなかったことへの自責の念にかられています。誠に申し訳ございません」

「来季のJ2リーグも非常に厳しい戦いになることが予想されます。しかし、横浜FCはJ1の舞台で戦うべきチームであると確信しています」

「この悔しさを選手、チームスタッフ、強化スタッフ、事業スタッフは誰ひとりとして決して忘れることなく1年後に必ずJ1リーグに戻り、J1に定着できるクラブとなるために今日から戦いの準備をして参ります」

「引き続き皆様からのご支援・ご声援を何卒よろしくお願い申し上げます」

来シーズンからJ1、J2、J3共に20クラブ編成となり、J2からは3クラブが昇格。上位2クラブは自動昇格となり、3位から6位までは昇格プレーオフを戦い、1クラブが昇格することとなる。

再び1年での復帰を目指すことになる横浜FC。来シーズンはどんな戦いを見せるのか注目だ。

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