「無理は禁物、健康第一」高齢者の交通事故多発で呼びかけ 死者は前年の倍以上

高齢者の安全運転の心得について話す京丹後署の安達巡査部長(京丹後市久美浜町・市役所久美浜庁舎)

 京都府警京丹後署は高齢者の交通死亡事故が増えているため、京都府京丹後市内のシルバー人材センターの研修会場に署員が出向き、「体調が優れない時は運転を控えて」と呼びかけている。

 同署によると、管内の今年の交通事故死者は前年の2人から5人(11月16日現在)に増えた。いずれも65歳以上の自動車運転による単独事故だった。

 同市久美浜町の市久美浜庁舎で開かれた同センター久美浜地区会員研修懇談会では、同署交通課の安達まり子巡査部長(57)らが「加齢により運転時の判断力や認知力が衰える」と話し、「無理は禁物、健康第一」など安全運転の心得を記したシールを示して注意を促した。

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