逆三角形の肉体美で韓国2大会優勝 ジム経営・木村拓磨さん(青森県)、プロ資格獲得「念願かなった」

韓国で開かれた2大会で優勝した木村さん(木村さん提供)

 青森県弘前市でパーソナルジムを経営する木村拓磨さん(29)=青森県五所川原市出身=が、11月に韓国で開催された肉体美を競う二つの大会で部門内総合優勝を果たし、韓国でのフィットネスのプロ資格を獲得した。昨年の大会では好成績を収めたものの、プロ資格は逃していたこともあり「念願がかない本当にうれしい。プロの大会はさらにハイレベルなステージになるが楽しみ」と喜びをかみしめている。

 木村さんは、11月11、12日に韓国で行われた大会「K-CLASSIC」と「サマー スタイル アワード(SSA) コリア」に出場。アスリート並みの筋肉量を持つ人がスポーツタイツを着用して審査に臨む「アスレジャーモデル部門」で、日韓の予選を勝ち抜いた選手たちと競い合った。

 両大会とも、部門内の身長別審査で1位になり、その後、身長無差別での総合優勝を果たすと、韓国のプロ大会への出場が可能になる。

 昨年はK-CLASSICの身長別審査で準優勝、SSAは同審査で優勝だったものの、総合優勝に手が届かず、悔しい思いをした。今大会に向けては、1カ月ほど前からトレーニング量を少しずつ増やし、最高のコンディションで臨めるようにしたという。

 「審査では肩からウエストにかけての逆三角の形が評価された。審査員にインパクトを与えられたと思う」と木村さん。K-CLASSICでは約30人の、SSAでは約20人の頂点に立った。

 念願のプロ資格を得て「プロのステージでも勝ちたい。上半身は自分の理想にだいぶ近づいたので、今度はヒップや足の表裏までつくり上げたい」と語り、次の目標へ向け闘志を燃やしている。

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