ペッパーランチがハンバーグメニュー販売を全店で再開 O157の原因、改善策も公表

 今年10月にハンバーグを食べた客に体調不良者が出た「ペッパーランチ」は12月4日、全店で中止していたハンバーグメニューの販売を同日から再開すると発表した。また体調不良者が出た原因・改善策も示した。

 ペッパーランチを展開するホットパレットによると、九州・山口エリア3店舗では今年10月14日~21日に3店で計11人がO157による体調不良の症状が出た。内訳は「イオンタウン姶良店」1人、「おのだサンパーク店」3人、「パークプレイス大分店」7人。

 特製ハンバーグに付着した菌を死滅できていない状態で客に提供したとの認識を示し、販売再開に当たり再発防止策として▽「特製ハンバーグ」の使用中止・廃棄▽ハンバーグの原材料の変更および検査頻度の強化▽ハンバーグについて完全焼成したものを提供する調理マニュアルへ変更-を挙げた。

 同社は「今後の安全衛生対策強化について、さらに高い水準での安全衛生対策を講じるため、外部有識者の意見を取り入れ、包括的な安全対策を策定、実施していく」とし、「店舗運営およびフランチャイズチェーン本部として、今回の事態を厳粛かつ重大に受け止め、お客様が安心して美味しくお召し上がりいただけるよう、全社、全ブランドをあげて、安全衛生対策強化に取り組んでいく」と説明している。 

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