盤石の強さ誇るインテル、闘将インザーギも敵地でのナポリ撃破に満足げ「全員がハグに値する」

“闘将” シモーネ・インザーギ[写真:Getty Images]

インテルのシモーネ・インザーギ監督がナポリ戦を振り返った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

セリエA首位のインテルは3日、第14節でナポリとのアウェイゲームに臨み、0-3と勝利。前半終盤にMFハカン・チャルハノールが先制点を決め、後半はMFニコロ・バレッラが追加点…最後は85分、FWマルクス・テュラムが勝利を決定づける3点目を叩き込んだ。

今節は2位ユベントスも勝利したため、勝ち点差こそ「2」から広がらずも、強敵を下して首位を堅持。インザーギ監督は試合後、『DAZN』のインタビューで「イタリア王者と対戦し、非常にうまく戦い、素晴らしい勝利を収めた。試合の入りから良かったと思う」などと選手たちを称えた。

「マッテオ・ポリターノ(ナポリ)のシュートはクロスバーを直撃したし、もう1つの決定的なピンチはヤン・ゾマーがなんとか防いでくれた。いや、とても嬉しいよ。選手ひとりひとりにハグをしたさ。彼ら全員の奮闘がそれに値するものだった」

「今日はここ6試合で5回目のアウェイゲームだったが、こんなにも良い勝利となった…我々は充実感もあって幸せだよ。ただ、やるべきことはまだたくさん残っている」

盤石の強さを誇る今季のインテル。レポーターから「スクデットのライバルはいますか?」と問われると、前半3点ビハインドから追いついてドローに持ち込んだ、11月29日のチャンピオンズリーグ(CL)ベンフィカ戦を引き合いに、意に介していない様子を窺わせた。

「明日にはどこかの記者が『インテルにライバルはいない』なんて書くだろうね。たとえ、水曜日(ベンフィカ戦)の前半が終わったころに真逆の内容を書こうとしていたとしてもね。それがサッカーの世界であり、私は慣れている。ミラノからナポリまで来てくれたファンに感謝したい」

また、最終ラインを中心に相次ぐケガ人の状態についても言及。ナポリ戦で負傷交代したDFステファン・デ・フライの様子が心配な様子だが、回復途上にある選手もいるという。

「来週にはアレッサンドロ・バストーニを復帰させたい。デ・フライについてはあまり楽観的になれないな…バンジャマン・パヴァールは10〜15日で戻ってくるだろう。デンゼル・ダンフリース? デ・フライよりは楽観的に見ているよ」

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