アムラバトは今季終了後のレンタルバックが妥当な線? ユナイテッドは1月に新たな守備的MF獲得も

アムラバトは確かな実力者だが...[写真:Getty Images]

モロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)はマンチェスター・ユナイテッドでの将来が危ういという。

カタール・ワールドカップ(W杯)での活躍をキッカケに一躍、移籍市場の注目株となったアムラバト。様々なビッグクラブの名前が上がった末、9月1日にフィオレンティーナから1年間のレンタル移籍でユナイテッド行きとなった。

守備的MFのバックアッパーという位置付けで加入したなか、MFカゼミロの負傷離脱などなど様々な要因が重なり、比較的コンスタントにプレータイムを確保。ここまで公式戦13試合出場のうちスタメンも8試合…ただ、チームはプレミアリーグで8勝6敗の7位、チャンピオンズリーグ(CL)はグループ最終節を残して最下位…停滞感が拭えない。

同じく新加入組のFWラスムス・ホイルンド、MFメイソン・マウントらに結果がついてこないなか、来年1月の補強に着手していると報じられるユナイテッド。イギリス『フットボール・インサイダー』によると、現状、MFスコット・マクトミネイが1番手となっている守備的MFの位置にも新戦力を加える可能性が捨てきれないという。

同時に、1年レンタルで加入中の守備的MFアムラバトについても議論が始まっているとされ、現状ではフィオレンティーナからの完全移籍移行は未定。未だハイパフォーマンスを発揮しているとは考えられていないとのことだ。

したがって、ユナイテッドが1月に新たな守備的MFを獲得するなら、その立場は不安定なものに。「エリク・テン・ハグ監督のファーストチョイスにでもならない限り、完全移籍で買い取って貰える可能性は極めて低い」と論じられている。

なお、ユナイテッドはアムラバト獲得に850万ポンド(約15億8000万円)という高額なレンタル料を支払い、買い取りオプションは2140万ポンド(約39億8000万円)に設定されているとのこと。18歳のMFコビー・メイヌーがメキメキ頭角を表すなか、現状では今季終了後のフィオレンティーナ復帰が妥当な線といったところか。

ちなみに、ユナイテッドはアムラバトがスタメン出場した公式戦8試合で4試合しか勝てていない。その相手もコペンハーゲン、ブレントフォード、シェフィールド・ユナイテッド、クリスタル・パレスと、いずれも格下となっている。

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