U2、ザ・ポーグス「A Rainy Day in Soho」をカバーし故シェイン・マガウアンを追悼

U2が、同じアイルランド人ミュージシャンの故シェイン・マガウアンを追悼した。現地時間2023年12月1日に米ラスベガスのスフィア・アット・ザ・ベネチアンで行われた公演で、U2はザ・ポーグスの「A Rainy Day in Soho」を感動的に演奏し、同バンドの亡きシンガーに敬意を表した。

ボノは、バンドが厳粛なアコースティック・カバーを披露する中、会場のファンに、「一緒に歌って、シェイン・マガウアンのために」と語りかけた。マガウアンは入院を経て現地時間11月30日に65歳で亡くなった。

このパフォーマンスでボノは、マガウアンの死を反映させるために歌詞を変えた。「マガウアンの歌は決して終わらないが、その意味を知ることはないかもしれない。君は僕の夢の尺度だ」と彼は歌った。

ボノが「A Rainy Day in Soho」を披露するのはこれが初めてではない。63歳のシンガーは、2018年にアイルランドのダブリンで開催されたマガウアンの60歳の誕生日パーティーで、俳優のジョニー・デップと一緒に1986年の『Poguetry in Motion』に収録されているこの楽曲を演奏したことがある。このパーティーにはニック・ケイヴや故シネイド・オコナーといった伝説的なアーティストも参加した。

先週ザ・ポーグスは、破滅的な生き様でも知られた型破りなシンガーの死を確認した。彼の切なく、ほえるようなヴォーカルと、気骨のある、コンクリートに咲いたバラのような歌詞は、伝統的なアイルランド音楽とパンク・ロックのスピリットを融合させた「The Old Main Drag」や「A Pair of Brown Eyes」のような愛される曲に代表されるバンドの音楽に命を吹き込んだ。

U2は、マガウアンの訃報を受けて彼に敬意を表した多くのアーティストの内のひと組だった。ボノは、「シェイン・マガウアンの曲は完璧だった、彼や私たち彼のファンがそうである必要がないように……」と添え、手書きのマガウアンのイラストと「A Rainy Day in Soho」の歌詞をX(旧Twitter)に投稿した。

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