中高一貫県立中の出願倍率、最高は宇都宮東3.14倍

栃木県教委が入るビル

 栃木県教委は4日、中高一貫教育の県立中学3校について、2024年度の入学者選考の出願状況を発表した。

 出願倍率は宇都宮東高付属中が最も高く3.14倍で、前年度比0.4ポイント減。佐野高付属中が0.18ポイント増の2.36倍、矢板東高付属中が0.21ポイント増の1.8倍だった。

 宇都宮東高付属中は開校以来最も低い倍率だった。前年度に過去2番目の低さだった佐野高付属中と矢板東高付属中はいずれも上昇した。

 出願状況について、県教委は「少子化による児童数の減少を踏まえれば、低下は想定の範囲内」としている。

 出願人数は宇都宮東高付属中が定員105人に対して330人(男子154人、女子176人)、佐野高付属中は定員105人に対し248人(男子115人、女子133人)、矢板東高付属中が定員70人に対し126人(男子56人、女子70人)だった。

 適性検査と作文、面接は来年1月6日に実施。選考結果は同11日、受検者に郵送で通知される。

 

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