柔道の高市「ここから始まる」 パリ五輪、永山らも代表に

パリ五輪の柔道日本代表に内定し、笑顔でポーズをとる(左から)女子78キロ級の高山莉加、男子60キロ級の永山竜樹、女子63キロ級の高市未来=4日、東京都文京区

 来夏のパリ五輪柔道日本代表に内定した女子63キロ級の高市未来(コマツ)らが4日、東京都内で報道陣の取材に応じ、3大会連続の五輪出場となる高市は「ほっとしている。ここから始まるんだという気持ちだ」と心境を語った。

 29歳のベテランは2016年リオデジャネイロ五輪で5位、前回の東京五輪は2回戦敗退。真面目な性格でかつては常に「物足りなさ」を感じ、自らに重圧をかけていたという。2度の失敗を経て心構えが変わり「今できることを、こつこつと積み重ねれば金メダルに近づく」と自信をのぞかせた。

 3日には計3人が内定。男子60キロ級で27歳の永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)は初の代表を決めた。

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