明治安田生命J1リーグ最終節(3日・福岡 ベスト電器スタジアム)。サンフレッチェ広島は、終了間際の劇的ゴールで2年続けて3位となりました。
サンフレッチェは、勝って3位を確保すれば来シーズンのアジアの大会に出られる可能性が残る重要なアウェーのアビスパ福岡戦でした。
相手に1本のシュートも打たせずに0対0で迎えた後半の立ち上がり。難しいクロスに対応したのがGKの 大迫敬介 。自身、初のリーグ戦全試合スタメンを果たした24歳が堅い守りを見せます。
4位の浦和がリードという情報が入り、引き分けでは3位から転落してしまうサンフレッチェは38分、シーズン途中に加入した 加藤陸次樹 がシュート。43分にはオーバーラップしたディフェンダーの 塩谷司 もシュート。そして、アディショナルタイムのフリーキックで マルコス・ジュニオール 。ここも相手キーパーの好セーブに阻まれます。
引き分け濃厚と思われたアディショナルタイム6分。起死回生の決勝ゴールは、DFの 荒木隼人 でした。マルコス・ジュニオールのクロスに間違いなく頭で触っています。
サンフレッチェ広島 荒木隼人 選手
「半分、奇跡ですけど、本当に入ってよかったです」
荒木は、無失点の守備に加え、今シーズン、初ゴールが決勝点となり、勝利で締めくくったサンフレッチェ。2年続けて3位でシーズンを終えました。
荒木隼人 選手
「来シーズンは新スタジアムができて、またより一層チームとして優勝目指して戦いたいと思いますので、みなさん、来年も引き続き、そして新しく応援してくださる方もいればいいかなと思います。1年間、ありがとうございました」
― スキッベ監督2年目は去年に続き3位。去年の55を上回る勝ち点58を獲得しました。4位・浦和に勝点差1つで3位に入ったことで、来年のアジアを舞台にした戦いに出場する可能性が残りました。