名鉄の“サステナビリティボンド” 省エネ車両製造にも活用…環境・社会問題に対応する金融システム

テレビ愛知

名古屋鉄道の神宮前駅。駅に入って来たこちらの車両…。

名古屋鉄道広報部 野田あゆ子さん:「こちらが省エネの車両になります。」

モーターの制御装置にエネルギー損失の少ない半導体を使用。消費電力は従来のモデルのおよそ半分です。

こうした車両の開発費用の一部に使われているのが、SDGs債「サステナビリティボンド」です。

環境・社会課題に取り組む事業に要する資金調達のために発行される債券で、名鉄は2023年7月に100億円を発行しました。車両のほかにも、鉄道の信号機のLED化や地域の賑わい創出のための東岡崎駅再開発事業に使われています。

野田さん:「名鉄グループがサステナビリティな取り組みを推進していることをPRできる手段と考えている。」

こうした企業の取り組みは「サステナブルファイナンス」と呼ばれ、今、各企業が力を入れて取り組んでいます。

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