「地元の理解を得ながら再稼働を」西村康稔経産相が浜岡原子力発電所を視察 津波対策の防潮堤など確認

経済産業省の西村康稔大臣が12月4日、静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所を訪れ、視察しました。

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西村経済産業大臣は4日、中部電力の林欣吾社長立ち会いのもと、津波対策として建設された高さ22mの防潮堤などを視察しました。

中部電力は、南海トラフの巨大地震に伴い、最大クラスの津波は、現在の防潮堤を超える22.7mに達すると想定していて、原子力規制委員会の審査が続いています。

一方で、政府は2023年に入って、原発の運転期間を事実上60年を超えても認めるなど、「原発の活用推進」に方針を転換しました。

<西村康稔経済産業大臣>
「2024年5月には女川原子力発電所2号機が、8月には島根(原発)の2号機が再稼働する予定。しっかりと、2030年の(温室効果ガスの)削減に向けて原子力を20%から22%にしていく計画ですので、地元の理解を得ながら再稼働を進めていきたいと考えています」

電力をどう確保していくのか。「待ったなし」の課題を前に、経産大臣の目に浜岡原発の対策はどう映ったのでしょうか。

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