GACKT「普通に言うとパクリ、2週間くらいで公開中止に」

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』の大ヒット御礼舞台挨拶が12月4日、大阪市内の映画館でおこなわれ、主演のGACKTのほか、加藤諒、益若つばさ、アキ100%、モモコ(ハイヒール)、藤原紀香が登壇した。

左から、益若つばさ、加藤諒、GACKT、藤原紀香、モモコ(ハイヒール)、AKIRA100%(12月4日・大阪市内)

11月23日に公開され、週末動員数・興行収入ランキングで2週連続1位。興行収入11億円というロケットスタートとなった本作。なかでも、埼玉を飛び出した続編で「天下分け目の東西ディスり対決」の舞台となった関西エリアでは、初日興収が前作比330%という驚異的な動員となっている。

しかし、主演のGACKTは「330%ということは、前作の3.3倍の方たちが来られてるということですよね? けど、敵に回していないということと、イコールじゃないですよね? 実際、僕に直接、関西の方からリアクションがあまりなかったので。人はたくさん観に来ているけども、気に入っては無いんだろうなと(苦笑)」と浮かない表情。

関西をディスりまくりの内容に、主演のGACKTはどこか不安げ(12月4日・大阪市内)

そして、「面白い作品にはなってます。ただ、映画の表現として、今回大阪はただの悪者になってます。そこは僕のせいではなくて、すべて監督の一存でやっていることなので。もしこの映画を気に入られなければ、あれはGACKTが悪いんじゃない。文句やSNSの書き込みは監督に対してのみ、おこなっていただけると助かります」と、不安げな顔でクレーム防止を呼びかけた。

また見どころについては、「いい表現で言うとオマージュ。普通に言うとパクリですね。かなりたくさん入っている。なにがすごいって、許可をほとんど取っていないんです。それがこの監督の頭のおかしいところで、『まだクレームは入ってない!』と喜んでましたから。僕は訴えられると思ってます。予想では2週間くらいで公開中止になると思ってます」と、早めの鑑賞をオススメした。

とはいえ、イベントの最後には、「エンドロールでいろんな方の名前が出てきます。有名な方の無駄遣いがスゴいです。そのあたりも含めて、楽しんでいただければ。みなさん赤の他人だと思いますが、全然知らない人たちと笑いを共有して幸せな気持ちになる、そういう経験はなかなかない」と、前作に比べて大々的にスケールアップした本作を笑顔でアピールした。同映画は現在、全国で公開中。

© 株式会社京阪神エルマガジン社