韓国SKグループ傘下で石油元売り・化学大手SKイノベーションは3日、電気化学の触媒反応を活用して二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素に変換することに成功したと発表した。
一酸化炭素は、合成ガスやメタノールなどの代替燃料や、プラスチックをはじめとするさまざまな化学原料を生産するのに必要な高付加価値物質だ。このほど新技術で生産された一酸化炭素は、炭素低減の化学製品の生産などで温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルに寄与できるという。
SKイノベーションは、化学反応の速度を変える触媒の性能を高めることで、1日当たり1キログラム相当の一酸化炭素を生産したとしている。