栃木で「ど田舎にしかた祭り」にぎわう 舞台は田んぼの上 相撲や俵飛ばしで魅力発信

「田んぼ相撲」で熱い取り組みを見せる子どもたち

 【栃木】農村の魅力を発信する西方地域最大のイベント「ど田舎にしかた祭り」が3日、西方町元の田んぼと道の駅にしかたで行われ、大勢の家族連れなどでにぎわった。

 地元の若手農商工関係者らでつくる実行委員会が2011年から開催しており、今回で13回目。江戸時代まで娯楽として行われていた農村歌舞伎の舞台を田んぼ上に再現し、小倉川のかっぱ伝説をテーマとした農村芝居や和楽器集団「切腹ピストルズ」のパフォーマンスなどで盛り上がった。

 子どもたちによる「田んぼ相撲」が4年ぶりに復活し、特設の土俵で熱戦が繰り広げられた。重さ数キロの俵を投げて飛んだ距離を競う「俵飛ばし大会」には多くの来場者が挑戦。地元の野菜や雑貨などを販売する小屋も並んだ。

 田んぼ相撲小学4~6年生の部で優勝した鹿沼市菊沢東小6年宮原俊輔(みやはらしゅんすけ)君(11)は「以前も優勝したことがあったので、今回も優勝できてうれしかった」と笑顔で話していた。

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