交流センター「宇漢米」開館 軽米・子育て支援、エネルギー活用も

開館した宇漢米館。吹き抜けで開放感のある空間が広がる

 軽米町のかるまい文化交流センター宇漢米(うかめ)館は1日、開館した。図書館や多目的ホール、子育て支援センターなどが入り、自然エネルギーを活用する設備も導入。住民待望の施設が船出し、交流やにぎわい創出の拠点としての活用が期待される。

 テープカットで開館を祝い、住民らが施設内を見て回った。地元の中野ミツノさん(86)は「普段から本を読むので特に図書館を利用したい。施設を使った楽しい催しが増えたらうれしい」と期待した。

 記念式典には関係者や住民ら約150人が出席。山本賢一町長は「皆さんの創意工夫で最大限に活用され、人と人、人と文化をつなぐ町の新たな拠点となることを願う」とあいさつした。軽米小のマーチングバンドや創作太鼓の会「座・宇漢米」の発表もあり、開館を祝福した。

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