大谷争奪戦の決着はウィンター・ミーティング終了後に持ち越しか

今オフの移籍市場における最大の目玉である大谷翔平の争奪戦は、日本時間12月5日にテネシー州ナッシュビルでスタートしたウィンター・ミーティングでも話題の中心となっているが、どうやら決着までにはもう少し時間がかかりそうだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「大谷獲得を狙っているチームのランクの高い球団幹部」から聞いた話として、大谷陣営がウィンター・ミーティングの終了後にも各チームとの契約交渉を予定していることを伝えている。

当初、大谷争奪戦はウィンター・ミーティング終了までに決着する可能性が高いとみられていた。カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者が日本時間12月2日の時点で「大谷は今週末、ロサンゼルスで少数のチームと面会する予定」と報じたからだ。ニコルソン=スミス記者は大谷争奪戦が「最終局面」を迎えたことをリポートしており、決着の日は近いと思われた。

その後、日本時間12月4日には「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が「トップクラスのFA選手に関わっている関係者」の話として、大谷争奪戦が1週間以内に決着する見込みであることを伝えた。「ウィンター・ミーティング終了まで」という当初の報道とは異なるものの、それでも大谷争奪戦の決着にはそれほど時間がかからないとの見通しだった。

ところが、今回のヘイマン記者のリポートは、大谷争奪戦の決着にはもうしばらく時間がかかることを予感させるものとなっている。ウィンター・ミーティング終了後にも契約交渉が予定されているのであれば、1週間以内に決着するということは考えにくく、少なくとも12月中旬ごろまで長引くだろう。「クリスマスあたりまで決まらないのではないか」との声もあり、情報が錯綜している状況だ。

なお、大谷争奪戦にはドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、再契約を狙うエンゼルスのほか、ブレーブスも加わっていることが報じられている。ヘイマン記者によると、大谷のもとにはすでに総額5億ドルを超えるオファーが複数届いており、今後の展開次第では6億ドルに達する可能性もあるという。

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