クルマエビ 出荷が本格化 例年よりも大きく、身はプリプリ! 五島・久賀島 長崎県

水槽から取り出したクルマエビ=五島市蕨町、拓水五島事業場

 お歳暮や正月シーズンを前に、クルマエビの出荷作業が、長崎県五島市久賀島の拓水五島事業場で本格化している。
 7月から来年1月中旬にかけ、約55トン(約210万匹)を九州や関東、関西などに出荷する。このうち12月は4分の1の12トンを送る繁忙期で、年末にかけて作業がピークを迎える。
 4日は従業員約10人が早朝から作業。養殖場から水揚げしたエビを隣の作業場に運び、いったん水槽に入れ、手際良くサイズごとに選別。生きたまま、おがくずと一緒に箱詰めした。
 体長は20センチ前後。1匹の重さは35グラムほどで、例年より大きく育っているという。谷合啓介場長(37)は「甘くてプリプリしている。刺し身や塩焼きなど、どんな料理でもおいしい」と話した。

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