「死んだ顔してたから」J1昇格の東京ヴェルディ森田晃樹、PKを与えた後に後輩の染野唯月から怒られていた

16年ぶりにJ1復帰を決めた東京ヴェルディ。2日に行われたJ1昇格プレーオフ決勝の清水エスパルス戦は劇的な一戦になった。

後半15分すぎに森田晃樹のハンドからPKで失点するも、終了間際に染野唯月のPKで同点に持ち込むという展開だった(1-1の引き分けとなり、レギュラーシーズンの順位が上だったヴェルディが昇格)。

DAZNのやべっちスタジアムは、試合直後の森田を直撃。黒木ひかりさんからインタビューされた森田は、こんな話をしていた。

「やべっち!?緊張しちゃうな…(笑)

(ハンドをとられた時の気持ちは?)

いやぁ、絶望というか…(苦笑)

初めて試合中に、染野は後輩なんですけど、一回本当に怒られて。『球際いけよ!』みたいな感じで。

その時、なんでそんなに怒ったのって言ったら、『晃樹くん、PKを与えた後、死んだ顔してたからさぁ』って言われて。

ハッとして切り替えてプレーに臨めたかなと思います」

森田はPKを与えて気落ちしていたが、染野からの一喝で目を覚ますことができたそう。

ちなみに、森田は2000年生まれの23歳、染野は2001年生まれの22歳。

ヴェルディの生え抜きで在籍15年目になる森田は、「(自分が)入ったのがJ1から落ちちゃった年で、ファン・サポーターの方々は本当に長い間待っていたと思いますし、その期待に応えることができて本当に嬉しいですね」とも話していた。

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キャプテンでもある森田は試合直後には城福浩監督と抱き合うと涙を流しており、中村憲剛さんも「終わった時の彼の涙は僕もグッときましたね」と思いを寄せていた。

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