八戸道・トラック脱輪死亡事故 運送会社に立ち入り監査 東北運輸局

 青森県八戸市の八戸自動車道で走行中の大型トラックのタイヤが外れ、衝突した男性ら2人が死傷した事故で、東北運輸局は4日、トラックの運転手が勤める「盛運輸」(本社・青森市)の岩手営業所(岩手県矢巾町)を、貨物自動車運送事業法に基づき、立ち入り監査した。

 同運輸局によると、日常的な車両点検や運転手への指導が適切に行われていたかどうかなどを調べた。監査は同日午前11時から約5時間実施。営業所の関係者に聞き取りなども行ったといい、問題があれば行政処分を検討する。

 事故は1日午後、八戸西スマートインターチェンジ(IC)-八戸北IC間の下り線で発生。大型トラックの左最後部のタイヤが脱落し、路上で作業中だった同市東白山台3丁目、会社員木村泰輔さん(32)に衝突し木村さんが死亡、同僚で木村さんの父(63)が軽傷を負った。

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