インテルは前年度王者ナポリに完勝 ラツィオ鎌田大地は急きょ途中出場も見せ場を作れず|セリエA 第14節 結果まとめ

写真:チャルハノールのゴールで先制したインテルがナポリとの一戦を制した

現地時間12月1日から4日にかけて、セリエA第14節の10試合が行われた。

首位インテルと前年度王者ナポリが激突した注目の一戦は、ホームのナポリが序盤は優勢だったが、44分にハカン・チャルハノールが強烈なミドルシュートを決めてインテルが先制する。後半に入り62分にはラウタロ・マルティネスのクロスに走り込んだニコロ・バレッラが巧みなボールコントロールから追加点を奪うと、85分にはフアン・クアドラードの右サイドからのクロスをマルクス・テュラムが押し込んでダメ押し。ナポリはヴィクター・オシムヘンやフヴィチャ・クヴァラツヘリアらが惜しいシーンを作ったが、ノーゴールに終わった。

ユヴェントスはモンツァとのアウェーゲーム。11分のPKのチャンスはドゥサン・ヴラホヴィッチが相手GKに防がれ得点できなかったが、続くCKからアドリアン・ラビオがヘディングシュートを決めて12分に先制する。試合はそのまま終盤まで進み、後半アディショナルタイム突入直後にバレンティン・カルボーニのアーリークロスがそのままゴールに吸い込まれる幸運な得点でモンツァが同点に追いついたが、ユヴェントスは90+5分にラビオのクロスをフェデリコ・ガッティが押し込み、これが決勝点となった。

オリヴィエ・ジルー、ラファエウ・レオンが不在のミランはホームでフロジノーネと対戦。相手に決定機を作られながらもしのぐと、43分にはルカ・ヨヴィッチの今シーズン初ゴールで先制する。後半に入り50分にはGKからのロングキックをクリスティアン・プリシッチが巧みなトラップで収めてゴールに流し込み追加点を奪うと、74分にはCKの流れからフィカヨ・トモリが押し込みリードを広げる。その後、フロジノーネも1点を返したが、ミランが逃げ切りに成功した。

カリアリをホームに迎えたラツィオは開始8分、右サイドで相手のミスを突いてボールを奪ったマヌエル・ラッツァーリのクロスをペドロが流し込んで幸先良く先制する。27分に相手に退場者が出たこともあってその後も主導権を握ったが、ルイス・アルベルトが不調を訴え55分に鎌田大地と交代するアクシデントが発生する。その後、追加点は奪えなかったものの1点を守り切り、ラツィオがリーグ戦4試合ぶりの勝利を収めた。

ジェノア vs エンポリ、レッチェ vs ボローニャはともに1-1のドロー決着。フィオレンティーナは開始早々のルーカス・ベルトランのPKで優位に立つと、その後も効果的に得点を重ね3-0で勝利を収めた。

ウディネーゼ vs ヴェローナは点の取り合いとなり、3-2とウディネーゼの1点リードで迎えた90+7分にトーマス・アンリがゴールを奪ってヴェローナが追いつき、3-3の痛み分けに終わった。ローマはサッスオーロに先制を許したが、後半に2ゴールを奪い返して逆転勝利を飾った。トリノはドゥバン・サパタの2ゴールなどでアタランタに3-0と勝利している。

◉セリエA 第14節 結果

モンツァ 1-2 ユヴェントス(ハイライト動画
ジェノア 1-1 エンポリ
ラツィオ 1-0 カリアリ(ハイライト動画
ミラン 3-1 フロジノーネ(ハイライト動画
レッチェ 1-1 ボローニャ
フィオレンティーナ 3-0 サレルニターナ
ウディネーゼ 3-3 ヴェローナ
サッスオーロ 1-2 ローマ
ナポリ 0-3 インテル(ハイライト動画
トリノ 3-0 アタランタ

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