愛媛DF平岡康裕が現役引退、清水や札幌、仙台でプレーしてJ1通算355試合に出場「僕のサッカー人生は最高の時間でした」

現役引退を発表したDF平岡康裕(画像はベガルタ仙台所属時)[写真:Getty Images]

愛媛FCは5日、DF平岡康裕(37)の現役引退を発表した。

静岡県出身の平岡は、2005年に加入した地元クラブの清水でプロデビュー。北海道コンサドーレ札幌へのレンタルなども経て主力に定着すると、公式戦通算234試合に出場した。

その後、出場機会が減少したこともあり2016年にベガルタ仙台へ期限付き移籍。翌年には完全移籍へ切り替わると7シーズンにわたって在籍し、通算224試合に出場している。

今シーズンから愛媛へ活躍の場を移したが、J3リーグ優勝を飾ったチームにあって出場機会はなかなか得られず。リーグ戦7試合の出場にとどまり、先発出場はわずか1試合だった。

ここまでJ1通算355試合15得点、J2通算30試合1得点、J3通算1試合出場。天皇杯では26試合1得点、リーグカップでは64試合5得点を記録していた。

19年にわたるプロ生活を終える決断を下した平岡は、クラブを通じて関係者への感謝を述べている。

「2023年シーズンをもちまして現役引退することを決めました。19年間という長いプロ生活を送れたことに感謝しています。こんなにも長く続けられたのはファンサポーターの皆様、各クラブ関係者、共に戦ってきたチームメート、そして常に支えてくれた家族のおかげだと思っています」

「清水エスパルスからキャリアが始まりコンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、そして愛媛FC。どのクラブでも僕は人に恵まれそして地域の人にも恵まれたと思っています。僕に関わってくださった皆様に感謝しています。ここまで大きな怪我なくやってこられたのはメディカルスタッフの皆さんの力があったからこそだと思っています」

「そして、こんなにも丈夫な体に産んで育ててくれた両親、ありがとう。どんなときも側にいてくれた嫁、娘の存在が何より力になりました。ありがとう。僕のサッカー人生は最高の時間でした。いままでほんとにありがとうございました」

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