大谷に「エンゼルス残留説」が浮上 「数人に言われた」と米記者

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は大谷翔平の争奪戦について「エンゼルスに残る可能性を除外してはいけない」としている。フェインサンド記者は「MLBネットワーク」の番組に出演し、「大谷がエンゼルスと再契約を結ぶ可能性はまだ残っている。エンゼルスは争奪戦に本格的に参戦していると思う」とコメント。「この24時間のうちに、最終的にはエンゼルスに残ると思うと数人に言われたよ」と語り、エンゼルス残留を予想している人が意外に多いことを明らかにした。

エンゼルスは現在も大谷争奪戦に加わっている5つのチームのうちの1つであると言われている(ほかの4チームはドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ)。ドジャース移籍が最有力とされており、フェインサンド記者とともに番組に出演した米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者はドジャース移籍の可能性を「70%」、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「50%」と予想した。

一方、大谷がエンゼルスに残留する可能性については、ナイチンゲール記者とフェインサンド記者がそれぞれ「20%」と予想。大谷は「勝利を重視している」と言われており、やはりその観点からはエンゼルスは極めて不利な立場にある。2014年を最後にポストシーズンに進むことができておらず、レギュラーシーズンで勝ち越したのも2015年が最後。ここ3シーズンは大谷の大活躍があったにもかかわらず、80勝にすら届かなかった。

それでもエンゼルス残留説が消えないのは、大谷の意思を尊重して「真の二刀流」を完成させたのはエンゼルスであり、おそらく最も自由に二刀流選手としてプレーできるのがエンゼルスであるという点に尽きるだろう。勝利を最優先するのであれば、大谷にはエンゼルスに残るという選択肢はないはず。しかし、二刀流選手としてできるだけ多くの試合に出場するということを最重要視しているのであれば、エンゼルス残留という選択肢が浮上しても決して不思議ではない。

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