スカイツリーで冬の備え 上空の「雪払い」作業公開

東京スカイツリーの「雪払い」の様子。雪があると仮定し作業が公開された=5日、東京都墨田区

 冬の本格化を前に、東京都墨田区の東京スカイツリー(634メートル)で5日、雪の塊が落ちないようブラシなどを用いて手作業で取り除く「雪払い」の様子が報道陣に公開された。

 スカイツリーでは地上が雨でも上層部は雪の日がある。積もりにくいよう鉄骨は主に円形で、展望台外壁にはヒーターも設けられているが、強風で張り付くなど完全には防げない。

 この日は、展望台の屋上(375メートル)で、雪があると仮定した作業が行われた。手すりに固定具を装着した作業員が、先端がたわし状のブラシや、空気を噴射するポンプなど改良を重ねた器具で雪を払う様子が紹介された。

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